金沢大学ジュニアドクター育成塾は,科学で未来を変える人材育成を目的として、小中学生の優れた科学的才能を育むことが目的です。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の委託事業で,金沢大学を含めて全国27機関で実施されています。
現在は1年間のプログラムの第2段階で、北陸3県から特に探究心に秀でた小中学生13人が,それぞれの興味に沿ったテーマについて、金沢大学の教員などの指導を受けながら自らテーマを決めて研究を行っています。
金沢市内の中学1年生・田崎理紗さんの研究対象はヒトデ。何故5角形の形をしているのかも気になっているそうです。現在は、裏返したヒトデが自力で元に戻る時間を計測し、個体差がある理由などを調べています。能登里海教育研究所の浦田慎主幹研究員のサポートを受けながら、新たな研究テーマを模索するなど、その探究心は実に旺盛です。
今、地球温暖化に伴う海水温上昇や海洋酸性化など、海洋環境は著しく悪化し、海洋生物に与える影響が懸念されています。若い世代が興味を持った分野で探求を続けることが、未来の海を守ることにつながるかも知れませんね。
環日本海域環境研究センター附属植物園では、小学6年生の深江文さんが、小松菜を使って農薬の有無と昆虫などの生物の来訪についての関係を調べていました。
過去の金沢大学ジュニアドクター育成塾からは、全国水準の非常に優秀な未来の人材が誕生しています。文部科学大臣賞が2件、サイエンスカンファレンス分野賞が2件など、まさに地球の未来を変えてくれる可能性を持った子ども達が巣立っているのです。
ジュニアドクター育成塾は現在、第5期生を募集中です。詳しくは公式サイトをご覧下さい。
応募の締め切りは6月25日(金)です。
イベント名 | 金沢大学ジュニアドクター育成塾 |
参加人数 | 小中学生13人 |
日程 | 2021年6月12日(土) |
場所 | 金沢大学環日本海域環境研究センター、理工学域研究室 |
主催 | 金沢大学ジュニアドクター育成塾 |