正院小学校の子ども達は、宇出津から全国屈指のイカの町・能登町小木に移動。JFいしかわ小木支所に入り、まずは美味しい昼ご飯。皆に配られたのは、2019年の海の学びイベントに参加した子ども達のアイディアから生まれた「のとの宝石弁当」。小木の伝統料理「イカの甘酢漬け」のほか、カマスのフライ、サバの塩焼きなどが入った能登丼事業協同組合による“海の弁当”です。
昼食後は小木のイカ釣り漁の仕組みについて、JFいしかわ小木支所の山本壮一郎さんが解りやすく解説してくれました。小木の中型イカ釣り漁船は現在11隻。大和堆周辺などの日本海で、夜間に集魚灯で集めたスルメイカを疑似餌を付けた仕掛けで釣り上げる漁法などを学びました。
実は、小木のイカ釣り漁師が開発してきた技術は日本の財産です。釣ったイカを船上で急速冷凍して抜群の鮮度を保持する一尾凍結の船凍イカも40年以上前に小木の漁師が生み出したもの。イカは冷凍しても旨味成分が壊れないので、解凍すれば釣って1時間後の鮮度が蘇るのです。子ども達にとって、ふるさと奥能登の海と漁業に誇りが持てる学びが満載でした。
そして船凍イカが保管されている冷凍庫も見学。マイナス25度の世界に大はしゃぎ!! コロナ禍で様々な行事が中止となっている子ども達にとって、得がたい経験でしたね。
イベント名 | 能登内浦・海のヒミツ調査隊 |
参加人数 | 珠洲市 正院小学校5・6年生16人 |
日程 | 2021年8月18日(水) |
場所 | 能登町小木 |
主催 | 海と日本プロジェクトin石川県実行委員会 石川テレビ |
協賛 | JFいしかわ小木支所 |