城下町金沢は2020年にSDGs未来都市に選定されました。SDGsは国連が定めた持続可能な開発目標。2019年に、金沢の未来を考えるプラットホームとして出来たのが「IMAGINE KANAZAWA 2030」です。10月9日(土)に開催された金沢SDGsフェスタは「ソモソモのことをモソモソと考える」がテーマ。環境に優しい商品や食品などが集まり、約2,500人の市民が訪れました。
視察に訪れた山野之義市長は、金沢らしいミライの方向性を考えて様々な取り組みを行っているとした上で、17の目標のうち「14番:海の豊かさを守ろう」に関しては、「金沢は海の幸に恵まれている。海を守るためには、ごみを出さないこと、出たごみは持ち帰ることが大切だ」と話しました。
2016年から海と日本プロジェクトを推進する石川テレビも今年「IMAGINE KANAZAWA 2030」のパートナーとなり、海の豊かさを守る活動の一環として金沢SDGsフェスタに参加。2階のブースでプラスチックごみを削減し海を守る大麦ストロー作りのワークショップを行いました。教えるのは製造販売を行っている会社ロータスコンセプトの蒲田ちか代表。
麦わらの茎をハサミで切って皮をむくだけで、ツルンとした天然素材ストローが出来上がります。数多くの子ども達が体験、大喜びでした。
作った大麦ストローは3分ほど熱湯で殺菌消毒し、乾燥させれば完成です。傷むまで何度でも使える上、使い終わったら土に還るアイテム。間違って海に流出しても、プラスチックごみの様にダメージを与えることはありません。
会場には「大麦ストローを東京の喫茶店などで流通させることを目的としたプロモーション企画」を考え実践している専修大学・神原ゼミの学生達が作った、ストローに出来ない長さの麦わらを使ったヒンメリ(北欧フィンランドのモビール)作成キットや大麦コースターも展示。ワークショップを体験した親子連れにプレゼントしました。
イベント名 | KANAZAWA SDGsフェスタ |
参加人数 | 約2500人 |
日程 | 2021年10月16日(土) |
場所 | 金沢市役所 第二本庁舎 |
主催 | IMAGINE KANAZAWA 2030 推進会議、金沢市 |
協力 | ストップ!海洋ごみプロジェクトinいしかわ(事務局:石川テレビ放送) |