レポート
2021.10.14

KANAZAWA SDGsフェスタ

ソモソモのことをモソモソと考える

  1. 約2,500人の来場者で賑わった
  2. 山野之義金沢市長も視察に
  3. 庁舎2階に様々な体験コーナーが

城下町金沢は2020年にSDGs未来都市に選定されました。SDGsは国連が定めた持続可能な開発目標。2019年に、金沢の未来を考えるプラットホームとして出来たのがIMAGINE KANAZAWA 2030です。10月9日(土)に開催された金沢SDGsフェスタは「ソモソモのことをモソモソと考える」がテーマ。環境に優しい商品や食品などが集まり、約2,500人の市民が訪れました。
視察に訪れた山野之義市長は、金沢らしいミライの方向性を考えて様々な取り組みを行っているとした上で、17の目標のうち「14番:海の豊かさを守ろう」に関しては、「金沢は海の幸に恵まれている。海を守るためには、ごみを出さないこと、出たごみは持ち帰ることが大切だ」と話しました。

大麦ストローを作るワークショップは親子連れに大人気!!

  1. 教えるのは蒲田ちかさん (左)
  2. 3人きょうだいが仲良く挑戦!
  3. こどもは大麦ストローに夢中!

2016年から海と日本プロジェクトを推進する石川テレビも今年IMAGINE KANAZAWA 2030のパートナーとなり、海の豊かさを守る活動の一環として金沢SDGsフェスタに参加。2階のブースでプラスチックごみを削減し海を守る大麦ストロー作りのワークショップを行いました。教えるのは製造販売を行っている会社ロータスコンセプトの蒲田ちか代表。
麦わらの茎をハサミで切って皮をむくだけで、ツルンとした天然素材ストローが出来上がります。数多くの子ども達が体験、大喜びでした。

大麦ストローは、プラごみから海を守るアイテムです

  1. 熱湯消毒して使う大麦ストロー
  2. 箱入りの製品版も展示しました
  3. 麦わらヒンメリとコースターも

作った大麦ストローは3分ほど熱湯で殺菌消毒し、乾燥させれば完成です。傷むまで何度でも使える上、使い終わったら土に還るアイテム。間違って海に流出しても、プラスチックごみの様にダメージを与えることはありません。
会場には「大麦ストローを東京の喫茶店などで流通させることを目的としたプロモーション企画」を考え実践している専修大学・神原ゼミの学生達が作った、ストローに出来ない長さの麦わらを使ったヒンメリ(北欧フィンランドのモビール)作成キットや大麦コースターも展示。ワークショップを体験した親子連れにプレゼントしました。

飲食店でも大麦ストローを使ってもらいました

  1. おにぎり&ジュースの店niginigi
  2. 酵素ジュース&大麦ストロー(右)
  3. 前庭スペースにも飲食店が出店

金沢SDGsフェスタには、数多くの飲食店も参加しました。そのうちの1店、美味しいおにぎりと酵素ジュースを販売するniginigiも、ジュースにロータスコンセプトの大麦ストローを使っていました。他の飲食店もプラ製容器やカトラリー類は使っておらず、ゴミ箱もなし。やろうと思えば出来るんですね。

海洋プラスチックごみ問題は非常に深刻です。

プラスチック製品の便利さに慣れきった私達。

プラごみの排出を抑制しないと、海はプラごみで溢れかえり、いずれは人類にダメージが戻ってくるかも知れません。

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イベント詳細

イベント名KANAZAWA SDGsフェスタ
参加人数約2500人
日程2021年10月16日(土)
場所金沢市役所 第二本庁舎
主催IMAGINE KANAZAWA 2030 推進会議、金沢市
協力ストップ!海洋ごみプロジェクトinいしかわ(事務局:石川テレビ放送)
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