金沢の中心部で開かれた石川テレビまつり2022ですが、海につながるブースもありました。まずは能登さいはての珠洲市。里海の恵み・サザエの殻を使ったシンプルな“サザエ積み”は、サザエを5個積み上げると景品がもらえるゲーム。意外に難しくて楽しいゲームに、子ども達は夢中になっていました! そう言えば2017年の奥能登国際芸術祭にはサザエハウスという作品もありましたね。
奥能登の海の食品も販売されていて、全国で珠洲にだけ受け継がれている揚げ浜式の塩作りで作られた「揚げ浜塩」をはじめ、春の海で刈られたばかりの旬のワカメ、ばらのりなどの海グルメも人気を集めていました。
放置された竹林は、荒れた里山の厄介者です。里山が荒れると、大雨などの際に土砂が川に流入しやすくなり、結局は海にもダメージがあるのです。「森は海の恋人」という言葉もあるように、豊かな海は豊かな森とつながります。放置竹林の竹を活用することも、自然の循環を促す活動です。このエリアは竹を使ったアスレチック広場になりました。竹を螺旋状に配置するだけで、こども達の格好の遊び場になるんですね。
海と日本プロジェクトinいしかわ×SDGsブースでは、いなば生花店の稲葉達さんが、海ごみである流木を使った壁飾り・スワッグ作りのワークショップも。流木は自然物なのでプラスチックごみとは異なり、海にダメージを与えないものですが、海に漂うと漁網を傷つけたり船の航行に影響したり、意外に厄介な存在です。回収した海ごみ・流木を使い、ドライフラワーと組み合わせれば、オシャレな壁飾りが出来上がります。捨てる・燃やすではなく、新たな命を吹き込んで海を守る活動ですね。
イベント名 | 石川テレビまつり2022春 |
参加人数 | 約48,000人 |
日程 | 2022年4月16日(土)〜17日(日) |
場所 | 金沢市 しいのき緑地 |
主催 | 石川テレビ放送 |
協力 | 海と日本プロジェクトin石川県実行委員会 |