珠洲の宿泊者だけが味わえる天然岩ガキ料理もあります。能登半島最先端の岬に佇む禄剛埼灯台。灯台がある狼煙町は、小さな漁師町。漁港の目の前にあるのが、禄剛崎温泉「漁師の宿・狼煙館」です。
この日は、生でいただく 🦪黄金岩牡蠣、🦪カキフライ、🦪焼きガキの3品が付きました。どれも食欲を掻き立てる夏のグルメですね。
そして珠洲に受け継がれる食文化の定番が、海藻しゃぶしゃぶ。
狼煙館は漁師の宿です。店主の井淵長樹翁さんは狼煙漁港から小さな船で出漁、禄剛崎直下の千畳敷近辺の海で岩ガキ、アワビ、サザエを素潜りで採ってきます。妻の静子さんも腰まで海に浸かってモズクなどを採るのが大好き💕 4時間も海に入る日々だとか。
狼煙館の料理が美味しいのは、大好きな海で暮らす井渕さん夫妻の日常が味わえるからなのかも知れませんね。そんな狼煙館ですが、井渕さんは4年ほど前に廃業を考えたそう。家族会議の結果は旅館存続。
長男の井淵康仁さんは、珠洲の高校を卒業して千葉県の大学に進学。千葉で4年間働いた後、金沢の会社に転職しました。金沢で13年間のサラリーマン生活を経て、実家の狼煙館を継ぐために2020年に珠洲に戻ったのです。
この2年半、猛威を振るったコロナ禍も重症化しにくくなり、奥能登観光も復活しつつあります。
親子が営む静かな漁師の宿・狼煙館。その優しさと美味しい料理も、奥能登の海の財産です。
イベント名 | 珠洲まるかじり・夏「天然岩ガキ」 |
日程 | 2022年7月5日(火)〜8月20日(土) |
場所 | 珠洲市内の飲食店・宿泊施設 |
主催 | 事務局:NPO法人 能登すずなり |