七尾湾の海草アマモ場の保全活動に取り組む能登の森里海研究会(大慶則之会長)は、10月29日(土)、七尾市の舟尾川河口近くの海底に約11万2,000粒のアマモの“種まき”を行いました。活動は4年連続で、日本航空高校石川・潜水部の高校生と教諭、能登里海教育研究所の職員などが協力。まず大慶会長が高校生達に、種まき(播種作業)の手順や植え付け場所を説明しました。
砂10リットルを入れた麻袋40袋に約2,500粒のアマモの種子を入れて、これをブイで囲った調査海域に沈めて、砂地に固定するのです。
アマモ種子入りの麻袋を沈めるのは海岸から20mほどの浅い海ですが、ズシリと重い砂袋を二人がかりで船に乗せて運びました。そして指定区域の海底に袋ごと沈めて並べ、固定するわけです。
今年の種まきでは、初めて“砂団子”を使いました。生分解性のネットに砂を入れ、そこに約100粒ずつアマモ種子を詰めた砂団子120個(計12,000粒)も海底に沈めました。麻袋と砂団子それぞれの生長を経過観察し、その効果を見極める訳です。
イベント名 | 七尾湾でのアマモ種子の播種活動 |
参加人数 | 約20人 |
日程 | 2022年10月29日(土) |
場所 | 七尾市舟尾川河口域(七尾西湾) |
主催 | 能登の森里海研究会 |
協力 | 日本航空高等学校石川・潜水部 一般社団法人・能登里海教育研究所 |