8月1日(火)〜3日(木)の2泊3日で実施したイベント「北前船と石川の海を学ぼう!」。
小学5・6年生児童22人が北前船の里として著名な加賀市橋立町を皮切りに、白山市美川、金沢市大野町、志賀町富来・福浦港、七尾市・一本杉通りなどをたずねたイベントのレポート全5本です。
最初のフィールドワークは多数の北前船の豪商を輩出し“日本一の富豪村”と称された加賀市橋立町。ここは「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜」として文化庁の日本遺産に認定されています。加賀市の学芸員・神尾千絵さんが町に遺る様々な屋敷や文化遺産を案内しました。例えば屋敷の壁に使われている笏谷石(しゃくだにいし)は、福井県の足羽山から切り出され北前船で運ばれた石で、船を安定させる役割も担っていたそうです。
「北前船の里資料館」には、船主・酒谷長兵衛の屋敷跡に様々な文化財が収められています。偉大な船主たちが航海の安全を願って奉納した数多くの船絵馬を見ているだけでもタイムスリップしたような気分に…。館内には貴重な船箪笥もたくさん展示されていて、堅牢ながら海に浮くという船箪笥の構造と役割を学びました。
イベント名 | 北前船と石川の海を学ぼう!〜海と日本プロジェクト |
参加人数 | 小学5・6年生22人 |
日程 | 2023年8月1日(火)〜8月3日(木) |
場所 | 加賀市橋立町 |
主催 | 海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会 |
協力 | 加賀市文化振興課、東京理科大学・教養教員研究院、割鮮度しんとく(マルヤ水産) |