金沢市･犀川河口左岸と専光寺海岸の清掃活動 | 海と日本PROJECT in いしかわ

暦の上では11月は冬。寒さを感じる季節なのに、早朝8時の時点で気温18度前後ととても暖かく、清掃活動には持ってこいの小春日和。今回の清掃活動を行う犀川左岸河口と専光寺浜海岸は現在、護岸工事のため一般の方は立ち入り禁止。当然、釣り人をはじめマリンレジャーを楽しむ人もいないため、新しい海ゴミは少なく清掃は容易と考えておりました。しかし、海岸を見て唖然･･･。海ゴミだらけだったのです！　どこから手をつけたらいいのか悩んでしまうほどの散乱ぶり。

護岸工事をしていた現場監督に聞くと「10月下旬に少し荒れた日に、強風と高波によって海ごみが運ばれてきた」との事でした。確かに夏場の花火やバーベキューごみなどとは異なり、時間をかけて海流が運んできたと思われる海外の文字の書かれたペットボトルや生活用品、漁具、そして回収困難な細かく粉砕された発泡スチロール──。これらの漂着ごみがびっしりと海岸を埋め尽くしていました。いつもなら会話を楽しみながら清掃活動を行う参加者も、この日は余裕もなく黙々と作業。誰しもこの尋常ではない海ごみの量に困惑している様子でした。清掃活動は１時間半で終了、この日集めたのは大型の70ℓ袋で35袋。皆さんの協力で一部の海岸だけはキレイになりましたが、手付かずの場所が至る所に。
これから冬本番を迎えると、どれほど大量の海ごみが海岸に打ち上げられるのか。恐ろしくなります。

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