ゴミ拾いはスポーツだー!
街にポイ捨てされたペットボトルや空き缶、ビン、タバコの吸い殻などのごみの種類と重量をポイント化して競うスポGOMI甲子園全国大会が、11月12日に東京・墨田区の千葉大学・墨田サテライトキャンパス(UDCすみだ)をメイン会場に開催され、全国40道府県の高校生120人が集結しました。
石川県からは小松大谷高校「チームZ」の石田創大さん・河合琥太郎さん・上田大雅さん (写真左から) が参戦! 実は小松大谷は先輩チーム「Ablaze 大谷」が2021年、2022年に県大会を連覇し、全国大会では2年連続3位入賞していました。小松大谷高校としては3年連続の全国大会出場なのです。
今回は雨模様のため競技時間は通常の60分から45分に短縮となりました。
競技エリアはメイン会場を中心とした墨田区で「チームZ」の3人が訪れるのは初めて。3人は観光名所となった東京スカイツリー方面を目指します。石川県大会でもポイ捨てごみが多かったのが駐車場や自動販売機まわりですが、墨田区も同様。
さらに酷かったのは歩道の植え込みの中。大量の空き缶やペットボトルが“隠すように”捨てられていたのです。深くまで腕を突っ込まないと回収できず、結構な時間がかかります。本当に止めて欲しい。
45分の競技を終えて戻った3人は、ちょっと冴えない表情…。実は前半の往路は次々にポイ捨てごみを拾ったのですが、会場に戻る後半の復路は、運悪く別チームが既に通ったコースになってしまったため、ごみが殆ど拾えなかったのです。計量の結果「チームZ」は全40チーム中16位で、先輩の偉業には及びませんでした。優勝は大分県の「東明選抜 Ver.2.0」。
ちなみに120人が45分間で拾ったゴミの量は、なんと383.52kg! 前年の1.4倍です。ポイ捨てごみは放置すると、大雨などで川を伝って海へと流出する可能性があります。海ごみの8割の発生源は街などの陸域なのです。
スポGOMI甲子園全国大会に出場した高校生達の活躍で、街はかなりキレイになりました。せっかくキレイになったのですから、ごみは責任を持って適切に処理し、美しい街を維持してほしいものです。
イベント名 | スポGOMI甲子園 全国大会 |
参加人数 | 40チーム 120人 |
日程 | 2023年11月12日(日) |
場所 | 東京都墨田区 |
主催 | (一社) ソーシャルスポーツファウンデーション / 共催:日本財団・海と日本プロジェクト |