日本には、海と深くつながる民話があります。それをアニメーション化するのが海ノ民話のまちプロジェクトで、2023年度は全国各地の25本の新作アニメが完成。3月24日(日)に東京・文藝春秋ホールでアニメ上映会が行われ、大勢の親子連れなどが海ノ民話アニメを鑑賞。されぞれの民話に込められた教訓などを学びました。
アニメ上映の合間にはトークショーもあり、沼田心之介監督をはじめ、全アニメの声を担当している四宮豪さんと冨田泰代さんが登壇。様々な海ノ民話に関する思いを伝えました。
さらに子ども達が声優・阿部敦さんと一緒にアフレコを体験するコーナーもあり、上手なアフレコで会場は盛り上がっていました。
石川県からは七尾湾に浮かぶ能登島向田町に伝わる海ノ民話「蛸神さま」(たこがんさま)アニメが初めて披露されました。本来は1月中旬に能登島小学校で上映会を行う予定でしたが、元日に発生した能登半島地震で中止・延期に・・・。七尾市や能登島の被災状況が改善されたら実施する予定です。
会場の文藝春秋ホールエントランスには、能登半島地震の被災者に寄り添い応援する大きなメッセージボードが設置されていました。
会場には能登島で作られた塩や味噌を組み合わせたコラボ商品「まあそいセット」も展示。「まあそい」とは能登島の方言で「豊か、実り」などを意味しています。
海ノ民話「蛸神さま」が伝わる能登島向田町でも能登半島地震による津波の被害がありました。もちろん断水や停電、道路破損など、穏やかな暮らしが一変してしまったのです。今回のイベントでは、被災した人達に対する応援メッセージが関係者から寄せられました。
イベント名 | 海ノ民話アニメーション上映会 |
日程 | 2024年3月24日(日) |
場所 | 東京・文藝春秋ホール |
主催 | 一般社団法人 日本昔話協会 |