レポート
2024.08.05

サワラのヒミツ探検隊! Vol.1

19人の小学5・6年生児童が参加しました

  1. 初日の集合場所はJR金沢駅西口
  2. 海の体験と学びに19人が参加
  3. JFかなざわ総合市場の会議室

今夏の海のイベントは「北陸新幹線で行く福井・若狭の海 サワラのヒミツ探検隊!」。2泊3日の日程で金沢港での学びを皮切りに、3月に敦賀まで延伸開業となったJR北陸新幹線で若狭の海に遠征します。まずは金沢港にあるJFかなざわ総合市場の会議室での開会式。今回のテーマは、2000年頃から石川沖で急激に獲れるようになったサワラ。その背景とヒミツを調べる旅の始まりです。

講師はJFおさかなマイスターの高岩信広さん

  1. JFいしかわ・高岩信広さん
  2. 金沢港の漁船と漁法を学ぶ
  3. みんな一生懸命にメモしてます

最初の講師は、JFいしかわ・おさかなマイスターの高岩信広さん。JFのスポークスマンであり海洋環境変化や獲れる魚種の特徴などを教えてくれます。また魚を獲る漁船の仕組みや、定置網漁や底引き網漁などの漁法についても説明してくれました。

金沢港の冷凍庫は、とにかく寒い!

  1. 冷凍庫は何とマイナス35度!
  2. 獲れた魚を無駄にしない冷凍
  3. 濡らしたタオルはカチコチに!

セリ場や水揚げされたスルメイカを見学した子ども達は冷凍庫へ。ここは何とマイナス35度の極寒空間。獲れた魚が無駄にならないよう冷凍保存する施設ですが、酷暑下の子ども達には気持ち良いかも・・・。濡らしたタオルを振り回すと、アッという間にカチンコチンに凍ってしまうパフォーマンスに、子ども達は大喜びでした。

鮮魚市場ではサワラの若魚サゴシを見学

  1. 金沢港いきいき魚市の見学
  2. 取れたて新鮮なサゴシが並ぶ
  3. 県水産総合センター・奥野さん

続いて子ども達は、金沢港いきいき魚市へ。競り落とされたばかりの新鮮な魚介が並びます。その中に今回のテーマ魚サワラの若魚サゴシを発見しました。サワラは出世魚。石川では50cm程度をサゴシ、50〜70cmをヤナギサワラ、最も成長したものをサワラと呼びます。大きなものは1mにもなるのが、サワラなのです。
会議室に戻った子ども達は、石川県水産総合センターの奥野充一普及指導課長の授業を受けます。

なぜサワラが海洋教育のテーマ魚となったのか

  1. サワラの体の仕組みや特徴
  2. 石川の漁獲は全国トップクラス
  3. サワラを通して海の変化を学ぶ

サワラの詳しい生態のほか、かつて石川ではほとんど獲れなかったサワラが2000年頃から急激に獲れ始めたこと、その要因が地球温暖化に伴う海水温上昇にあること。急に水揚げが増えたので、石川県にサワラを食べる習慣がないものの、地元の海で獲れている魚を地元で消費することが大切だと教わりました。

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イベント詳細

イベント名北陸新幹線で行く福井・若狭の海 サワラのヒミツ探検隊!
参加人数小学5・6年生 19人
日程2024年7月29日(月)〜31日(水)
場所JF石川かなざわ総合市場 金沢港いきいき魚市
主催海と日本プロジェクト in いしかわ
協力JFいしかわ、石川県水産総合センター、金沢港いきいき魚市
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