毎年、熱い戦いを繰り広げているスポGOMI甲子園。高校生3人1組がチームとなりゴミ拾いを競い合う「地球に最も優しいスポーツ」に、今年は41道府県が参加。地区代表を競う石川県大会が8月17日(土)に開催されました。小松大谷高校は夏の高校野球大会で3回戦に勝ち進み、スポGOMIとほぼ同時刻に甲子園球場で熱い戦いを繰り広げていました。
この日の天候は曇り。当初は猛暑日予報でしたが、台風7号の影響により雲空。気温は30℃で湿度90%と高く蒸し蒸しとしていたが、その割には比較的過ごしやすい日となりました。照りつける日差しが少ない分、高校生たちは積極的に動けていたようです。
この日、メイン会場となる金沢市広坂のいしかわ四高記念公園に集まったのは、県内の高校生19チーム54人で競技時間は60分。
「CHANGE FOR THE BLUE !!」スタートの掛け声の後、各チームは一斉に金沢の繁華街・香林坊や片町に繰り出しました。お盆の期間中には多くの人で繁華街が賑わったようで、例年に比べポイ捨てごみが多いように感じられました。特に自動販売機周りのペットボトルや空き缶、そして駐車場や路上にはタバコの吸い殻などが捨てられていました。そんなホッとポイントを高校生らはアクティブに見つけ、街ごみを回収していきました。
競技終了の9時50分。はみ出すくらいに一杯となったゴミ袋を持って、続々と高校生たちがメイン会場に戻ってきました。そして計量です。拾ったごみの種類とその重量で合計ポイントを競います。
今回の1kgあたりのポイントは「燃えないごみ=50pt」「燃えるごみ=100pt」「ビン・缶=200pt」「ペットボトル=400pt」「吸い殻=500pt」です。
優勝したのは小松大谷高校「チーム3B」。これまで同校チームが3年連続優勝を果たしており、学校として4連覇達成です。ポイント数1034.5、集めたごみの量は6.13kgで2位と大きく引き離しての優勝。
「思ったよりごみがたくさんあった。東京もきれいにしたい」との感想。
【小松大谷高校・栄冠の軌跡】
■2021年…「Ablaze大谷」(全国大会3位)
■2022年…「Ablaze大谷」(2年連続・全国大会3位)
■2023年…「チームZ」(県大会初優勝)
スポGOMI甲子園・石川県大会、2位には金沢高校「Golden School」、3位は金沢大学付属高校「PETs」が入賞。
オリジナルアイテム賞は丈夫な米袋で回収袋を製作した金沢大学附属高校「YDK」が選ばれました。
この日に集まったゴミの総重量は28.55kgとなりました。毎年開催するたびに参加チームが増えてきており、ごみ問題への関心の高さを感じます。来年も参加チームが益々増加することを願います。
12月1日(日)に東京で開催される全国大会での小松大谷高校「チーム3B」の活躍に期待です。
イベント名 | スポGOMI甲子園2024 石川県大会 |
参加人数 | 19チーム・54人 |
日程 | 2023年8月17日(土) 8:30〜10:30 |
場所 | いしかわ四高記念公園 |
主催 | (一社)海ごみゼロ大作戦 in 石川 一般財団法人ソーシャルスポーツファウンデーション |