2日目午後は、すず塩田村での苛酷な塩作り体験です。
でも、楽しそうでした。
2日目午後に学びは、小さい港のゲストハウスの昼食で味わった揚浜式製塩を行っている道の駅すず塩田村から。神谷健司さんから、揚浜式製塩法が全国で唯一、珠洲にだけ受け継がれてきた歴史的経緯や、塩の旨味・純度などについて話を聞きました。江戸時代、加賀藩は耕作適地に乏しい奥能登の状況を鑑みて、製塩を奨励したのです。昔は奥能登の海岸一体に塩田があったそうです。
揚浜式の塩作り体験は、海水が撒かれて塩をたっぷり含んだ塩田の砂を掻き集める作業から。塩作りには炎天下が適していますが、やっぱりキツイし、何より暑い!! 海水が撒かれて乾燥し、塩分をたっぷり含んだ砂を塩田中央に集め、木組みの枠・垂舟(たれふね)に入れます。
実はこのすず塩田村がある海岸も、ナホトカ号の重油が漂着した場所です。地元の人達の努力で取り戻した綺麗な海。日本屈指の純度を取り戻した海の水が、珠洲の財産なのです。しかし、そもそも木の桶自体がズシリと重い。なのに海水を入れて塩田に運ぶのは苛酷です。肌が焼け付くような炎天でしたが、海を渡る心地よい風が救いでした。
イベント名 | 【奥能登の海と恵みを学ぼう!〜海と日本プロジェクト】 |
参加人数 | 小学校5・6年生21人 |
日程 | 2019年7月30日(火)〜2019年8月1日(木) |
場所 | 珠洲市 道の駅すず塩田村 |
主催 | 海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会 |
協力 | 能登里海教育研究所 |