新型コロナウイルス感染症の影響で、今夏の海水浴場はオープンできないところが続出。人気の千里浜や内灘は、営業断念という悲しい状況に追い込まれました。
かつて夏のレジャーといえば海水浴が当たり前だったんですが、日本人の暮らしが豊かになるに従って、地元の海に親しむ人達も減ってしまい、近年は「海の家」の経営も成り立たなくなっています。安全面や衛生面から海水浴場を開設するには「海の家」などの施設が必須なのですが…。
さて、加賀市です。橋立港に隣接する静かな砂浜の海水浴場は、閉鎖の危機にありました。昨年、長らく海の家を開設していた方が他界。橋立の人達が慣れ親しんできた海水浴場が無くなってしまうのか──。
海水浴を絶やしたくないという地元の人達の期待を背負い、やまは水産が海の家を改装オープンすることにしたのです。7月16日(木)に別取材の帰りに立ち寄ると、やまは水産の人達が手作りで海の家・COSTA開設に向けた作業を行っていました!!
急遽取材を申し入れると、橋本清司社長は「やっぱり地元の人達に楽しんでもらいたい。若い人達より、小さいお子さんを連れた家族の人達が海を楽しむためには海の家を続けないと」と、“持ち出し”で海の家を継承した理由を語ってくれました。
オープンは7月18日(土)。天気はイマイチのようですが、間もなく長い梅雨も明けるでしょう。
家族で楽しむ海水浴。いいですよね〜。