魚を無駄にしない水産物鮮度保持施設の見学に続いて、子ども達が訪れたのは宇出津・したひら鮮魚店。ここは非常に優しい仕事を行っている魚屋さんなのです。毎朝仕入れる鮮魚を店頭で販売するのは普通ですが、午前中は家族総出で新鮮な魚をさばいています。
この日は刺し網漁で取れた高級魚ノドグロやナメラバチメ(キジハタ)、イカの中でも旨味が強いアカイカ(ケンサキイカ)などが並んでいました。そして1〜2人前に調理した刺身や南蛮漬けなども。
実は、したひら鮮魚店では月曜から木曜の午後は、調理済みの商品を移動販売しているのです。能登町の山間部では高齢化や過疎化が進み、美味しい魚を食べたくても買いに出られないお年寄りが多いのです。そんな人達に新鮮で美味しい魚を届け、ふるさとの食と暮らしを支えているのが下平さんなのです。
子ども達は宇出津商店街のふくべ鍛冶も見学しました。創業は明治41年(1908年)、今では石川県にただ一軒残る鍛冶屋さんです。四代目・干場健太朗さんは子ども達に鍛冶屋の仕事内容や、包丁の種類や作り方説明しました。能登町は全国屈指のスルメイカ漁獲を誇りますが、イカをさばきやすいイカ割き包丁は有名です。また漁師が船上で使う能登マキリは、近年のアウトドアブームでの需要が高まり、数年待ちの人気商品!!
イベント名 | 能登内浦・海のヒミツ調査隊 |
参加人数 | 珠洲市 正院小学校5・6年生16人 |
日程 | 2021年8月18日(水) |
場所 | 能登町宇出津 したひら鮮魚店、ふくべ鍛冶 |
主催 | 海と日本プロジェクトin石川県実行委員会 石川テレビ |