レポート
2021.08.21

イベント「能登内浦・海のヒミツ調査隊」−Ⅱ

魚を徹底活用!したひら鮮魚店

  1. 能登町宇出津・したひら鮮魚店
  2. 早朝に仕入れた新鮮な魚が並ぶ
  3. お魚の活用を語る下平真澄さん

魚を無駄にしない水産物鮮度保持施設の見学に続いて、子ども達が訪れたのは宇出津・したひら鮮魚店。ここは非常に優しい仕事を行っている魚屋さんなのです。毎朝仕入れる鮮魚を店頭で販売するのは普通ですが、午前中は家族総出で新鮮な魚をさばいています。

能登内浦で取れた魚を無駄にしない仕事です

  1. 新鮮なノドグロとキジハタ(奥)
  2. アカイカ(ケンサキイカ)は美味
  3. 魚を刺身や南蛮漬けに加工する

この日は刺し網漁で取れた高級魚ノドグロやナメラバチメ(キジハタ)、イカの中でも旨味が強いアカイカ(ケンサキイカ)などが並んでいました。そして1〜2人前に調理した刺身や南蛮漬けなども。

能登町の山間部などに移動販売もしている

  1. 調理した魚を届ける移動販売車
  2. 高齢者の生活を支える下平さん
  3. 月曜から木曜の午後に移動販売

実は、したひら鮮魚店では月曜から木曜の午後は、調理済みの商品を移動販売しているのです。能登町の山間部では高齢化や過疎化が進み、美味しい魚を食べたくても買いに出られないお年寄りが多いのです。そんな人達に新鮮で美味しい魚を届け、ふるさとの食と暮らしを支えているのが下平さんなのです。

石川県唯一の鍛冶屋・ふくべ鍛冶

  1. 宇出津商店街のふくべ鍛冶店舗
  2. 干場健太朗さんが包丁を説明
  3. 様々な種類の漁具や農具が並で

子ども達は宇出津商店街のふくべ鍛冶も見学しました。創業は明治41年(1908年)、今では石川県にただ一軒残る鍛冶屋さんです。四代目・干場健太朗さんは子ども達に鍛冶屋の仕事内容や、包丁の種類や作り方説明しました。能登町は全国屈指のスルメイカ漁獲を誇りますが、イカをさばきやすいイカ割き包丁は有名です。また漁師が船上で使う能登マキリは、近年のアウトドアブームでの需要が高まり、数年待ちの人気商品!!

漁師や海女さんの仕事を支える鍛冶屋さん

  1. 使う用途に応じた包丁の数々
  2. 海女漁で使う道具も作ってます
  3. 初めて知った鍛冶屋さんの仕事

ふくべ鍛冶は漁師や海女さんの細かい注文に応じた漁具も作っています。その丁寧な対応が評判を呼んで全国各地から注文が入るほどです。海女さんが手に持って潜りアワビを岩からはがす金属の道具も、人によって使いやすい大きさや重さが変わるそうです。
子ども達が初めて見た鍛冶屋さん。使いやすく暮らしを支える大切な道具が並んでいました。

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イベント詳細

イベント名能登内浦・海のヒミツ調査隊
参加人数珠洲市 正院小学校5・6年生16人
日程2021年8月18日(水)
場所能登町宇出津 したひら鮮魚店、ふくべ鍛冶
主催海と日本プロジェクトin石川県実行委員会 石川テレビ
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