旧暦の10月を「神在月」と呼び、全国から八百万の神々が集まると言い伝わる出雲。11月11日12日に海への熱い思いを持つ人「熱源」が集まりました。
「熱源」とは、海への熱い思いを持ち、社会を変える「源」となる人材のこと。集まった「熱源」は、海の研究者やマリンインストラクター、NPO法人の代表、教育関係者、漁師など様々です。
初開催となるサミットには全国の熱源61名のうち38名が参加。石川県から参加したのは、能登里海教育研究所の浦田慎さんと自然素材の大麦のわらから作る「大麦ストロー」の企画者である蒲田ちかさんです。
初日となる11月11日は、ワークショップ『北尾洋二の持続可能な熱源の未来』を開催。さまざまな地域創生プロジェクトに携わってきた北尾さんがファシリテーターとなり、講師陣とともに熱源たちとの議論を展開しました。
熱源サミット2日目は海を未来に残す新たな事業づくりをテーマにワークショップを行いました。
熱源のみなさんをそれぞれ特色のあるチーム分けを行い、問題提起し、話し合い、発表しました。
浦田さんのチームは環境教育のバージョンアップ。環境教育をもっとワクワクする内容にするため、子ども達に「価値観」を強要するのではなく、共有するためにはどうしたらいいかを発表しました。
蒲田さんのチームは食に関する熱源が集まり、次世代にバトンをつなぐ「バトンジュース」の提案。収益の一部を寄付することで海がきれいになる仕組みづくり。
海に対する強い思いはあってもあまり接点のない熱源同士が、海の未来について熱く語り、議論が深まった二日間でした。
イベント名 | 熱源サミット 於 出雲神在月 |
参加人数 | 97人 |
日程 | 11月11日(木)、12日(金) |
場所 | 島根県出雲市 |
主催 | 全国熱源サミット運営実行委員会 |