能登島があるため、七尾湾の入り口は狭いところでは北側が約2.4km、南側は約800mしかありません。だから湾内は海水の入れ替わりが少ない閉鎖的水域です。さらに最深部は50mと浅く、国内でも希有な海洋環境「魚のゆりかご」を作っているのです。
一方、七尾湾東側の富山湾は最深部1.2kmと深く、ブリなどの大型回遊魚が取れる「天然のいけす」と呼ばれます。2つの稀少な海が生物の多様性を形成しているというわけですね。
講義の後は2班に分かれます。企画展は、のとじま水族館の職員達が最も力を入れているコーナー。ふるさと能登の海に生息する魚介類だけではなく、その生命を支える海藻の大切さを伝える企画展示が、この夏も展開されていました。
能登の海は全国屈指の豊かな藻場を誇ります。解説してくれた竹山裕子さんは、ホンダワラなどが生い茂るガラモ場、海の草と書く海草アマモ場の特徴について、詳しく教えてくれました。
イベント名 | 七尾湾「魚のゆりかご」海の環境調査隊 ① |
参加人数 | 小学校5・6年生 16人 |
日程 | 2022年7月27日(水)〜28日(木) |
場所 | 七尾市能登島町・のとじま水族館 |
主催 | 海と日本プロジェクトin石川県実行委員会 石川テレビ放送 |
協力 | のとじま水族館 |