午後は能登島・鰀目(えのめ)の勝尾崎自然教育こどもキャンプ場で、海に潜って生き物観察。能登島の海にはどんな海藻が生えているでしょう。教えてくれるのは、“能登の海藻博士”こと石川県水産課の池森貴彦さん。事前に採取したイバラノリやホンダワラなどを手に説明してくれました。
磯での活動は危険と隣り合わせ。安全のためゴーグル、スノーケル、マリンシューズ、ライフジャケットをしっかり装着しますが、全面サポートしてくれたのが航空石川高校潜水部。指導するのは元航空石川の教員で能登島ダイビングリゾートを経営する鎌村実さん。
子ども達は初めて体験するスノーケリングにちょっと緊張気味でしたが、潜水部の高校生がマンツーマンで優しく教えてくれました。そして、いよいよ海へ。透明度バツグンの能登島の海。ゴーグルで海の中を覗くと、そこには様々な海藻や小魚、エビなどが! アッという間に時間が過ぎていきます。
閉鎖性水域の能登島の海は、貴重な海藻の宝庫です。光合成によって二酸化炭素を吸収し酸素を生み出す海草アマモ場の広さは国内屈指。さらに絶滅危惧Ⅰ類のホソエガサが群生しているのは、世界でも能登島の海だけだと鎌村さんは言います。
航空石川の高校生のサポートで、楽しい海中観察が安全に行われました。彼らはレジャーとして海に潜るわけではありません。真の目的は海難救助を行う潜水士になること。しかし人の命を守るだけではなく、プラスチックごみなどから海洋環境を守る活動にも力を入れているのです。その動画は下記。
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https://youtu.be/VG9PORW2pwg
短時間の海中の観察でしたが、子ども達は海の楽しさと美しさ、その大切さを実感したようです。
イベント名 | 七尾湾「魚のゆりかご」海の環境調査隊 |
参加人数 | 小学校5・6年生 16人 |
日程 | 2022年7月27日(水)〜28日(木) |
場所 | 勝尾崎自然教育こどもキャンプ場 |
主催 | 海と日本プロジェクトin石川県実行委員会 石川テレビ放送 |
協力 | 日本航空高校石川・潜水部 能登島ダイビングリゾート |