レポート
2022.11.16

日本さばける塾 in いしかわ② 香箱カニ面

カニ面作りの前に、ズワイガニの資源保護を学びました

  1. ズワイガニのメス「香箱ガニ」
  2. 講師はJFいしかわ・高岩信広さん
  3. 日本海側の1府6県が資源管理

いよいよ香箱のカニ面作りですが、その前にズワイガニの資源保護をお勉強。おさかなマイスターで石川県底曳網漁業組合事務局長の高岩信広さんが解説します。日本海では富山県、石川県、福井県、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県の7府県が連携してズワイガニの資源保護を行っています。海がつながっているので、漁の期間や漁獲量について取り決め、貴重な水産資源を絶やさない対策を行っているのです。石川のズワイガニ漁は11月6日に解禁となり、メスの香箱が12月29日まで、オスの加能ガニは3月20日までの漁期を定めた上で、基準に満たない大きさのカニは海に返しているのです。

香箱カニ面はキッチンバサミとめん棒で

  1. あつ緒さんがカニ面作りを実演
  2. ハサミで切るのが効率的です!
  3. まずは甲羅とカニ足を外します

そしてカニ面作り。今回はほとんど包丁を使いません。カニの足は硬いので刃の薄い包丁だと刃こぼれの可能性もあり、キッチンバサミの方が安全で手早く調理できるのです。外子を取った後、甲羅から外した足を切り分けます。足の付け根に残った内子やカニみそは、丁寧に取り出しましょう。

金沢発祥のカニ面は、とにかく“映える”

  1. 残さずキレイに身を取り出そう
  2. めん棒でグリッ! 身を押し出す
  3. 結構力が要るので体重を乗せて

切ったカニ足にめん棒を当てグリッと押せば、身が出ます。これをキレイに甲羅の上に並べていくだけ。コツが解れば、1個あたり15分程度で出来るようになります。意外に簡単なのに、見た目が美しいのがカニ面のいいところ! 料理の評判も上がりますね。別にカニ面にしなくても、香箱ガニを手早く上手にさばけるテクニックなので、ぜひ試してください。

美しい出来栄えのカニ面作りも年内まで

  1. 香箱カニ面は九谷焼の器が合う
  2. 金沢港でのズワイガニ水揚げ
  3. 香箱ガニ漁は、12月29日で終了

今年は解禁後から安定した天候が続いたので、香箱ガニは順調に水揚げされています。資源保護のために石川の香箱ガニ漁は12月29日まで。香箱カニ面作りにトライしてみたいという方は、お早めに~!

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イベント詳細

イベント名日本さばける塾inいしかわ
参加人数親子6組12人
日程2022年11月13日(日)
場所金沢勤労者プラザ
主催海と日本プロジェクトi nいしかわ実行委員会、日本さばけるプロジェクト実行委員会
協力JFいしかわ
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