10月9日(月祝)、金沢まいもん寿司・白山インター店限定で提供開始となった「ふぐの子ぬか漬け寿司」2種類。酷暑の夏に開催したイベント「北前船と石川の海を学ぼう!」に参加した子ども達が、宿題として考えてくれたアイディアを元に、同店が開発してくれたお寿司です。販売初日、夏のイベントに参加した子ども達と家族33人を招待して試食会を行いました。
8月1日(火)の学びイベント昼食は、加賀市の橋立漁港向かいにあるマルヤ水産2階割鮮しんとくで、加賀橋立の北前船主がハレの日に食べた献立を一部再現した料理でした。メニューの中に入れてもらったのが、白山市美川名産の珍味「ふぐの子ぬか漬け」です。猛毒テトロドトキシンを含むフグの卵巣ですが、2〜3年の塩とぬかに漬け込むと何故か毒が抜けるという禁断のグルメです。
加賀橋立を後にした子ども達は、白山市美川の漁港横でふぐの子ぬか漬けを作っているあら与の水産物加工場も訪れ、ぬか漬けは北前船で伝わった保存食の技術であることや、今年5月にユネスコのジオパークに認定された白山手取川の恵みである伏流水が欠かせないことも学んだのでした。
解毒メカニズムが科学的に解明できないため石川県でしか製造が許可されていない珍味「ふぐの子ぬか漬け」をトッピングしたのが、今回のコラボ寿司。開発した金沢まいもん寿司・白山インター店の矢部準平店長は、「ふぐの子ぬか漬けは使ったことがない具材。少しクセが強いので、これが寿司に使えるのだろうか」と悩んだそう。しかし「職人の考えを超える子ども達の様々なお寿司のアイディアに驚きました」と感服。そのアイディアを極力活かして、和風の「ふぐの子いか炙り」とイタリアンの「ふぐ親子巻」の2種類を開発してくれたのです。
配膳された「ふぐの子ぬか漬け寿司」に、こども達も家族も興味津々。全員が試食したところ、あちこちから「美味しい!」という声が。こども達からは「こんなお寿司になるんや!」、親御さんからは「オトナの味かも〜」。皆さん大満足のようでした。
ちなみに夏に開催したイベント「北前船と石川の海を学ぼう!の様子は、石川が誇る殿堂入りフリーペーパー「Fのさかな」60号にカラー4ページで掲載されています。同紙は観光案内所や海の幸を扱う飲食店などに置かれていますので、是非ご覧下さい。石川県だけではなく、東名阪の店舗などにも置かれています。
石川特産の「ふぐの子ぬか漬け寿司」は、金沢まいもん寿司・白山インター店で10月29日(日)まで食べられます。
イベント名 | 「ふぐの子ぬか漬け寿司」試食イベント |
参加人数 | 33人 |
日程 | 2023年10月9日(月) 10:00〜10:45 |
場所 | 金沢まいもん寿司・白山インター店 |
協力 | 株式会社エムアンドケイ(金沢まいもん寿司 経営) |