石川県立金沢泉丘高等学校がおこなっているオーシャン・クリーンアップ・プロジェクトは今年で3回目となります。
オーシャン・クリーンアップ・プロジェクトとは、グローバル社会課題のひとつである「海洋ごみ問題」の実態に触れ、そこで感じた事・見つけたことをもとに、自分たちなりの解決策を考え活動を働きかけることを目的としています。
4月20日(水)1年生400人が能美市・根上グリーンビーチに遠足をかねて活動にやってきました。
この日は天候に恵まれ澄み切った青空そして気温20度と絶好の活動日和。
今回のフィールドワークでは海洋ごみが漂着している海岸を足で歩き、ごみを集め自分たち目で現場を体感することで課題を「自分ごと」とするきっかけの場とするものです。
海岸には流れ着いたペットボトルや瓶や缶、漁網やロープといった漁具などで埋め尽くされている状態。海岸にごみがあることは知っていたものの、量の多さに驚きの様子。また単にゴミを集めるのではなく、一部グループでは一定のエリアを決め、その中にどんな海洋ゴミが含まれているのかの調査を行いました。これは後日、事後学習として持ち帰った海洋ゴミを分析し解決に向けたデーターとして役立てられます。
今回も地元・能美市の株式会社日本海開発がフィールドワークに協力。代表である南社長らを始め社員が集まった海洋ゴミの回収作業にあたりました。1時間の清掃活動で、集まったゴミ袋800個、入りきらないロープや漁具など大型ごみを合わせてトラック3台分、重さにして1,620kgになりました。
今年は課題を見つけるだけではなく、夏休みに行政や一般企業の人たちからの話を聞き、提案の実現に向けたブラッシュアップをおこない、この秋に開催される発表会に望みます。
イベント名 | 金沢泉丘高校オーシャン・クリーンアップ・プロジェクト |
参加人数 | 400人 |
日程 | 2022年4月20日(水) |
場所 | 能美市・根上グリーンビーチ |
主催 | 石川県立金沢泉丘高等学校 |
協力 | 株式会社日本海開発, 海ごみゼロプロジェクトin石川実行委員会 |