珠洲市にある古民家レストラン「典座」では、「カニたっぷり丼」が味わえます。
珠洲焼の器でいただくカニたっぷり丼
珠洲市三崎町の「古民家レストラン典座」(てんぞ)でベニズワイガニの能登丼を振るまうのは、能登丼事業協同組合理事長の坂本信子さんです。ご主人の坂本市郎さんは石川県の伝統工芸品・珠洲焼の作家。珠洲焼は平安時代から室町時代にかけて、珠洲一帯で作られていた焼き物で、釉薬を使わずに穴窯で焼き締める技法が特徴です。珠洲の土は鉄分が多く、薪で焼くことで薪の灰が溶けて自然の釉薬となり、渋い黒灰色になります。「典座」では珠洲焼の器で、輪島沖で獲れたベニズワイガニをたっぷり使った能登丼を味わうことができます(裏メニューなので予約・問い合わせが必要)。